水を掬すれば月手に在り

自分が感じたことや伝えたいことを物語や時にはコラムのように綴りたい思います。

天パの話

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こんばんわ。

夜も更けてもうこんな時間ですね。

さあ今日は天パの話。

 

天パとは、言わずと知れた天然パーマの事です。

そう、僕は筋金入りの天然パーマの持ち主です。それはもうくるくるのチリチリです。散髪に行くと美容師さんが苦笑いです。

 

そんな天然パーマの持ち主だからこそ、伝えたいことがあるのです。

 

あくまでも僕は美容師や髪の毛の専門家でもないので天然パーマの方々が今日から自分の天然パーマを少しだけ好きになってもらえるような心の持ち方を書いてみたいと思います。

 

これを読んでる天然パーマの皆さん、あなた達の気持ちはわかります。

 

湿気のおおい日はうねるし、縮毛強制は頭皮や髪の毛へのダメージが半端ではないし、ヘアーアイロンは毎日やってれば勿論髪も痛みますよね、なにより朝のセットの時間はかなり骨が折れます。

 

僕も何度、自分の天然パを恨んだことかわかりません。

中学生や高校生のときは天パについてかなり馬鹿にされました。

思春期の心身ともに多感な時期に自分の髪の毛を馬鹿にされるのは気分が良いものではありませんよね。

それが嫌で縮毛強制やアイロンをしてみても、あの不自然なストレートはやっぱり格好が良いものではないですし、髪の毛もアイロンの熱にやられてジリジリになって、それもやっぱりコンプレックスになってしまった事がありました。

 

それはもう天然パーマのことについては沢山ググりましたよーYahoo知恵袋で質問したこともありました。

 

でも最終的に帰ってくる言葉は.....

 

 

「天然パーマをいかしてみましょう」

 

 

できるか!!ボケェ!! それが嫌だからググってるんだろーが!! 綺麗なツヤのあるサラサラヘアーになってみたいんだ!! テレビに出てるあの俳優さんみたいな髪型にしてみたいんだ!!何より女の子にモテたいんだ!!

 

そりゃあそうですよね、天然パーマを直したくて質問してるのに天然パーマをいかせなんて言われても素直には受け止めれません。

 

でも今の僕は縮毛強制もしてないですし、アイロンも使っていません。天然パーマとして生きる道を選びました。

どうしてそう思えるようになったかというとそれは母の言葉でした。

なんだこの臭い展開...と思わずお付き合いください。

 

ある日、僕はやっぱり天然パーマを馬鹿にされて、家に帰って母親に散々悪態をつきました。

 

そんな僕に母はサラッとこう言いました。

 

「周りの人があんたの髪の毛を馬鹿にしてくるのにあんたまで自分の髪の毛を嫌いになってどうするの、あんたの髪の毛を愛してあげれるのはあんたしかいないんだよ」

 

まぁこの時は反抗期だったのでその場では素直には受け止めれず、後になってジワジワとその言葉が僕の心に染み渡りました。

 

でも確かに母の言葉は間違っていません、髪の毛君は僕らの頭に一生懸命に生えてくれてます。でもたまたま生え方に個性があるだけです。いつも僕らの頭を色々なものから守ってくれています。

性格と同じで髪の毛にだって個性があります。

 

その個性を馬鹿にしてくるような連中は僕からしてみれば人種差別をしているのと変わりません。そんな連中の声にわざわざ耳を傾けていては大切なものを見失うだけです。

 

いくら馬鹿にされても髪の毛君達は一生懸命生えてくれてます。

 

それなのに自分で自分の髪の毛を嫌って、一生懸命に生えてくれてる髪の毛君達をアイロンや縮毛強制で無理矢理痛みつけたら髪の毛君達も元気をなくしますよね。

 

髪の毛君達が元気をなくすとさらに悪い影響だってあるかもしれません。

だから、髪の毛君達は生えてくれてるだけでそれはありがたいことなのです。

 

だからそんな髪の毛君達が自分らしく格好良く見せることのできるステージを作ってあげることが天然パーマを生かすっていうことなんです。

 

ちゃんと生かしてあげれば天然パーマって実はすごく格好良いんですよ。

 

だから、その生かしてあげる方法は良い美容師さんを見つけて相談することです。

美容師さんは髪の毛のプロです。本当に良い美容師さんならきっとあなたの天然パーマを生かす方法を必ず提案してくれるはずです。良い美容師さんに出会えなければ出会えるまで繰り返して見れば良いんです。

 

大丈夫。

 

あなたの天然パーマはあなたに似合うから生えているんですよ。

 

 

あなたの身体の一部です。それが似合わないわけないじゃないですかね。

 

天然パーマを生かす道を進むにはもしかしたら少し勇気が必要かもしれません。

でも、一歩の勇気です。

 

僕は今、自分の天パを愛しています。

 

だからあなたもあなたの髪の毛を愛してあげてください。

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

あなたのコンプレックスがいつかあなたのアイデンティティに変わる日は必ず来ます。

 

 

 

僕は応援しています。